2010年6月28日月曜日

これは良い!

「明日へのチケット」観ました。ローマへと向かうヨーロッパ横断列車に乗る国籍も年齢も社会的地位も違う人々の接触と、そこに生じる心の機微を丁寧に描いています。乗客達の心の動きは繊細で,「そうそう!現実は そうなるんだよな〜ちょっとの事で空気が変わって」とすぐさま映画内に没入,つまり皆小市民なんですよ。ジョンカサウ”ェテスの映画を初めて観た時を思い出した。
「明日へのチケット」はエルマンノオルミ,アッバスキアロスタミ,ケンローチが乗客の心を繋げております。いずれも小市民に対する暖かいまなざしには定評のある監督。
あなた!泣きますよ!そしてラストはマラドーナが11人抜きして股間でゴールしたような爽快感。奴らのダッシュは一体何人抜きだったのかな?とにかく全人類が観なさい!そして列車に乗りなさい!あてもなく。

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