2010年7月31日土曜日
キモチ悪ッ
奥山儀八郎さんの「ニッケ」の広告デザインですが、あまりにも反則すぎて忘れられない・・・捕まりますよね、これ。1936〜1937の作品。しかも男女?の下のニッケのプラカードを持ったデモ隊に「MR音さん」とか「ETC」とか。まあ身内か。とにかくキモチ悪くて・・・好きですね〜。この時期、奥山氏は創作版画から 江戸期の浮世絵版画に代表される木版画に移行したけど、それは木版印刷の量産を見越したものであり、西洋の影響は否定してません。むしろ 「中身もなく外見だけ西洋を真似るのは西洋に笑われるだけだ、その文化を採り日本文化の再認識をして新しい息吹を与えよう!」と志しの高かった人・・・だけど、心配には及びません奥山さん この絵を観たら 西洋人も笑わずとも逃げ腰になると思う。
2010年7月30日金曜日
それもまた虚像?
すっぴんを競い合うのが流行ってんだって?「私すっぴんでもこんなに可愛いのよ〜」ってか。
でも決め顔でしょ。目を開いて、あごを小さくして。100枚位撮った写真から選ぶんだろ。俺は常にすっぴんだよ。あ!俺は逆にメイクしようかな。メイクしたら、ちょっと格好いいふうのキャラが出て来たりして。いやいや役へのアプローチってそんなとこから扉が開かれたりするんだよな。 でも俺にそんな役来ないって。
で皆、すっぴんキャラの扉を開いてんだね〜「私も普通の女の子よ」って。でもこれは始めに演った人が強いよね。自分の可愛らしさを表現出来る最良のアプローチを発見したから。これはパーソナルなものだと思うな。だから後から演る人には違うプレッシャーが付いてくるよね。いっそ違うアプローチしたら良いのに、そうだな〜 もっと踏み込んで「私の毛穴の写真を公開しま〜す」とか「産毛で〜す」とか「微妙な部分にほくろ発見」とか「おじいちゃんの入れ歯で〜す」とか なんとかね。皆さん,飽きられないように頑張ってね〜!
2010年7月29日木曜日
良い女優みっけ
50年代のフランス映画「殺意の瞬間」ジュリアンディウ”ィウ”ィエ監督作。ジャンギャバンはやっぱり良かった、でも特筆すべきは、ダニエルドロルムという若い女優。ちょっと、いやかなりね〜びっくりした。衝動の強さ、特に取り乱すシーンでは ちょっと寄り目になってんだけど、あれが もしわざとで、役への肉体的アプローチだとしたら凄いアイディアマン(女優だけど)。いや強い感情にはまったのかも、いずれにしても目を見張るエナジーだった。映画公開時から50年以上未来の日本で、自分の演技にこんなに感じ入ってる男がいるとは この時のダニエルさんは夢にも思わなかったろうな。
ダニエルジェランの奥さんでサンジェルマンデプレに入り浸り、レジスタンス活動もされてたらしい。どうりで根性ありそうだな〜と思った。
募集!
誰か、鏡貸しで働きたい人いないかな?もしくは「蒲田行進曲」の、やす(違ったかな?)みたいに ドMのアシスタント。「ホアンさん,俺やったっす!お客さん連れて来たっす!」
俺「お〜たいしたもんだよ、やす どうやって連れて来たんだよ?」 やす「いや〜そこらの美容室の前で待ち構えてたんすよ俺,でドアの手前でさりげなく登場して、あ只今席がふさがっておりますので二号店へ御案内しますって連れてきたんですよ〜」 俺「馬鹿やろう やすてめえ!なんて事してくれたんだよ!てめえはそれでイイのかよ?エ?ボカっ、スカっ!何で、うちが二号店なんだよ! ・・まいっか」
とにかくガッツのある奴。 SM倶楽部いこうかな俺。ドSやらないと壊れるわ俺。
2010年7月26日月曜日
ボギーじゃないけど
ハワードホークス監督の「コンドル」(1939)。粋な野郎共が創った、粋な映画。ピッカピカの映画。この映画は、俺が仮に80歳で観てもグッと来ると思う。
舞台は南米のバランカという港町、アメリカのショーガール,郵便物を運ぶ命がけのパイロット達・・・説明しようとすると陳腐になるのでやめよう。
俺は背筋を伸ばしたくなった。だってキャラクター皆が、あまりにも格好いいんだぜ!もし俺が演るなら、リチャードバーセルメスのキャラが良いな〜。ずぶ濡れのトレンチコートにフェドーラ(現代でもこれで傘は要らないよな)で黙って次の飛行に向かう。命がけなのに(でもそれは彼の過去が陰を落としているのであった)。ある意味時代遅れなのかな?いやキャラクター達が抱えてる問題は、普遍的だよ。大人になったからって、そこごまかしちゃいけない。
2010年7月25日日曜日
ゴージャスですね!
キャラたってます。焼けた肌に豊かな黒髪、射るような鋭い眼差し,セクシーですね。おおぶりのネックレスと黒ベースに花柄のワンピース,全身から間違いなく暑い地域の女性を表現してます。*ヘアメイクのポイント
まずヘアは波打つようにスパイラルパーマをかけましょう、そしてブルーブラックで染めましょう(極端だけど気分がでます)、波打つ漆黒の髪を半乾きでジェルで撫で付けながら、きつくオールバックにして縦長のクリップで止めます。メイクは、思いっきり日焼けするか、ファンデで日焼け肌をつくり、眉は黒く濃く描きます。ぼかしながら繋げても良いですね。睫毛も黒く濃く目を囲んで下さい。もっと踏み込みたければ うっすらはな髭を描いて下さい、濃く描くとギャグになるので気をつけて下さいね。仕上げは心持ちです。堂々として下さい、なりきる事です!大丈夫,あなたは素敵ですから〜。
2010年7月24日土曜日
なるほど
「毛皮のエロス」、「チャーリー」、「マストロヤンニ甘い追憶」観ました。
チャップリン,なかなかの男ですね。庶民のためにと映画を創りながらも、自分は地位も名声も手に入れている。葛藤しますね。でも反骨精神ありましたね〜、機械文明に疑問投げましたね〜、ナチの握手断り 次回作のアイディア思い浮かびましたね〜しかしお兄ちゃんに止められます「その題材だけはやめろ!お客さんは喜劇を観たいんだ!そんな映画撮って誰が観る?」、「俺は観る!」チャップリン役のロバートダウニーjrがこの時素晴らしい演技で魅せました。(これこそがこの映画の核じゃないかな)、そして「独裁者」撮りました。激しい訴えを喜劇で伝えましたね〜、たくさん若い娘 育てながら興奮してましたね〜。FBIにずっとマークされてました。やっぱりアーティストは自分が生かされてる時代,世相から何かを貰い爆発するんですね。だから敏感で繊細でいたいですよね。故郷ロンドンに居場所をなくし、一時代を築いたアメリカを追放され「俺は何なんだと?」。スイスで没。稀有な男。
マストロヤンニ,正直 今までは、あまりピンと来なかった、勿論出演作は沢山観てるけど・・
この映画はマストロヤンニ没後十年につくられた本人の映像やインタビュー、娘さん達や監督や交流のあった人たちのインタビューでつずられたマストロヤンニ讃歌。でして、俺も改めて ぬらり〜と見えていたマストロヤンニの魅力に触れた気がした。陽気で、不精で、怠け者 が表の顔で、実は繊細で感じやすく、陰で努力してて、上下関係が嫌いで風刺精神があって、 と(皆にバレてるけど、そこもカワイイ)。そんな素顔も垣間みれて。謙虚で、ちょっと田舎モンぽくて。なんか品があるな〜、エレガントだな〜と。確かに演技の質感は奔放な感じで、厳密にシチュエーションを刻んでるというよりか、全く おおらかに見えて・・・それは、フェリーニ作品かな。「物質じゃなくて心が満たされたい」「例えば職人さんはしっかりした仕事として認められるが、俳優はそれよりは軽く見られる」大スターであっても不安で、自信なさげで、それを埋めるためにも心を満たすためにも映画が必要だったンだな。あ!スゴい電話魔だったらしい、「カット!」のたびに電話をかけに行ってたらしい。変な人で好感持てる。あの軽妙洒脱さは、やっぱり良いかもな。確かに「異邦人」のムルソー役も分かる。
2010年7月22日木曜日
ぼくもうおじさんの休日
2010年7月19日月曜日
夏のせいかしら?
二十歳くらいの夏,Wの革ジャン着てるけど、エアコンなしのアパートの台所でポーズ。下はトランクス,荒戸の港銀座商店街の近く。はっ!だから、こんなポーズだったのか?今気付いた!!!
テレビなし,冷蔵庫なし,洗濯機なし,家具なし、欲しかったのは自由だけ。何も所有したくなかった。
ラジカセと最小限の衣類,毎日 リチャードヘルを聴いてたな。この時は「デスティニーストリート」ばかりを。バンド仲間とバカっ話で盛り上がって・・・そんな日々。とにかく権威的なものに嫌悪感まるだしだった。「やけん何ね!それ自慢?ハハハ」って。
馬鹿さ加減に何の変化もないけど・・・ちょっと このころの自分を尊敬してる今日この頃。何も持たず(あ!髪の毛は豊富だったね)、誰にも媚びず、野心なく。
またノスタルジー?でも振り返ってこそ人生。「立ち止まるな、振り向くな!あなた〜」って歌うのは、間違いなく全人類が、そうだからでしょう。
2010年7月16日金曜日
夏のせいかしら
かつて夏木マリが歌ってた。遊び人ふうの男にドキドキしてる自分を、「夏のせいかしら」と。子供心に夏木マリと安西マリアにムラムラしてました。あ!二人とも名字は漢字で名前がカタカナだ! 二人ともバタ臭い雰囲気だったし。一方で、朝丘めぐみにもときめいてた。
という事で夏なのに、朝から晩まで働いて くたびれてますね。くたびれたおじさん。ちなみに20代半ばの時に、可愛い女性のお客様に「青崎さんって枯れてて いいですよね〜」って言われて、複雑な思いをした記憶があります。「ま、まだ枯れて見られたくないな〜。そっちか〜」と。今あのお客様に会えたら自信を持って言える「あの時は序の口,今ではこんなに朽ちてきましたよ〜」って。
ポルトガルとか行きたいな。昔観た「白い町で」、ポルトガルに流れ着いたブルーノガンツの放浪旦那。よく憶えてないけど、よく思い出す。そんな映画。
ブルーノガンツといえば「アメリカの友人」。このウ”ェンダースの映画,奇妙で やっぱり好きなんですよ!あのトムリプレイことデニスホッパーが訳分かんないんですよ。「やったぞ!ヨナタ〜ン」って。ノワールですけど、ブルーノが真面目な家庭人で、その影響力も強くて。キャラクターがしっかり描かれてるのかな。普通の人間みたいに一筋縄では、いかないように。あれ?脱線。この頃、疲れてるけど頑張れ俺!という事で。
レザーで遊ぼう第三弾
2010年7月14日水曜日
2010年7月12日月曜日
2010年7月9日金曜日
2010年7月8日木曜日
2010年7月3日土曜日
ザ ボーイ ワンダーズ
チカラッて腕力じゃない。この か弱そうなロディフレイムがギターをかき鳴らし、細い声を振り絞って歌う姿に、そう感じた。チカラッて自分を信じれる強さだって事を。ロディはチャレンジの人,だから何を どのようにやっても、ささやかながら応援してます。
you tubeって
便利なのか? パンクの狂騒の後,アズテックカメラ,ペイルファウンテンズ,オレンジジュース等,聴いてた。今 you tube で観れるね。懐かしい映像に音、その向こうにあの頃の自分が見える。心に鮮明に。妙に瑞々しくて、このほろ苦さは何だろう?戻らない若さへの憧憬か、あの頃の自分に同化してるのか、こんなノスタルジーを感じるのも・・・そして今の俺の皺しわ具合に苦笑。歳をとってるのは自分だけなような錯覚をおぼえるけど,皆も今現在は、皺しわか でっぷりか?でも皆 元気だったらいいね!
人生が深く長い河なら・・・自分の声に従って、やる時ゃやるし、ときに立ち止まるのも 明日への糧になると思えれば。
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