2010年3月20日土曜日

朝から映画三昧

BOY  A   という映画観ました。過去に、或る犯罪を犯した若者が出所するところから物語は始まります。新しい名前に、つくられた経歴を叩き込み 別の町で職に就きます。 新たに出会う人々。仕事仲間と打ち解け,恋人が出来,幸せを噛みしめる程に自分の過去が まとわりついてきます。本当の事を言いたいと苦しみます。保護監察官は必死に止めます。これがピーターミュランで,良い俳優なんだな。これこそがハードボイルドって思えるな。
過去の自分との葛藤,人に心を開く度に隠しているのが辛くなる。世間を騒がせた事件だったので世の中も放ってません。
あとは観て下さい。
誰にも過去はある。あ〜あんなひどい事したな〜。とか,俺って何者なんだろう。俺の癇癪は どっから来るんだろう?とか,おぞましい事件に憤ったり,悲しんだりした事がある人なら、観て下さい。あ、野次馬根性の強い人も。
昔、 暗黒街の二人 って映画あったな。アランドロン,ジャンギャバン 泣ける映画だよな〜。あとは観て観て下さい。それではまたさよならさよならさよなら〜

2010年3月15日月曜日

ホワイトデーってか

誰がつくったのかホワイトデー。

2010年3月3日水曜日

ある映画

「抱擁のかけら」という映画を観ました。スペインのペドロアルモドバル監督の作品。オネエマンだろうけど,映画に対する男気(死語?)を感じました
ある脚本家には,封印した過去がありました。或る人物の登場で,その過去が紐解かれて行きます。主演女優との道ならぬ恋。その女優の愛人の激しい嫉妬と老獪な手口で,駄作として葬られたフィルム。過去をたどるうちに蘇る想い。突然の愛の終焉,悲劇,消せない想い。
あとは,是非観て下さい。
とりわけ印象的だったのは,愛を失い盲目になった男の初めての外出のシーン。よちよち歩きの男は,海を見るのは初めてだとはしゃぐ小さい男の子を監視役に,海辺に取り残されます。小さい男の子は はしゃいでいますが,全てを失った男は なす術を知りません。
嗚呼〜なんて詩的な 海,空 青。

ヒロインは,ペネロペクルス。か〜なり良い女優。ただそこに居るだけで,ドラマを感じさせる。現存で特別な存在だと思う。