ヘルツォーク,結構ぶっちゃけてたので、そんなキンスキーも生身の人間として身近に感じます。現場でヘルツォークが、わざとキンスキーを煽ってキレさせる、キンスキーはとことんキレまくってカラっぽになる、そこで撮影スタート。カリスマの在る人物を演じるのに、その作業は相互で暗黙の了解だったらしい。それは,ある種の静寂の中にカリスマが欲しかったから・・・キンスキーみたいに衝動の塊みたいな俳優には,いったんアク抜きをして深いところを漂わせる必要を相互の関係で憶えたんだろうな。
ヘルツォークは今でも自分の中にキンスキーがいると言ってた。そりゃあ,いい歳こいたおっさん同士で罵倒しあって繋がってるのも珍しいよね。しかもそれが演出だってわかってるのに本気で怒るって。煽りたい煽らせたいって,演技は 本気の騙し対決ですからね。
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