2010年12月30日木曜日

明日は大晦日ですね




黒澤明監督の「素晴らしき日曜日」観ました。戦後間もない東京を舞台に,貧しいカップルの日曜日を追った映画です。希望を失いかけてうじうじしてる男をなんとか元気付けようとする彼女がいじらしくて可愛いんですよね。自分の靴なんて破れてるんですよ。「雨の日に水はけがいいように切ったの」なんて お茶目。彼をキラキラと好きオーラが出てて,かっなり良い女優さんです。画面から感情が溢れてました。うじうじ男も良かった。希望が持てなくて,エッチしたくて,全てがうまくいかない・・・でも彼女の乙女の決心に触れてから俄然,格好よくなっていきます。
映画を観ながら皆が このカップルを応援するでしょう。1947の映画、芸術は大衆のもの。とりわけ夜のシーン(背景)が好きです。
野外音楽堂のシーンなんて得した気分になりました。当たり前なんだけど改めて「想像力を授けられて良かったな」と。でも日常って,それを広げられる状態にする事に苦心することしきりだけど。
こんな映画をTVのゴールデンタイムに放送したらいいのに。

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