1953年に賞を授与されにエジンバラの映画祭に出席したジャックタチは喜劇映画の史的上映に立ち会い、ハリーレルフ監督、主演の「リトルティッチとビッグブーツ」(1904年製作)を目撃し、度肝を抜かれる。
そこに記録されていたのは、優しい目をした 6、7才の子供ほどの背丈しかない小さな男が、自分の背丈ほどもあろう奇妙な靴を縦横無尽に用いて、帽子を宙に飛ばし、靴の先端にかけたり頭に戻したり、はたまた爪先立ちをしていきなり2メートルを超える大男に早変わりしたりと変幻自在のアクロバットダンスを披露する姿だった。
タチは リトルティッチが生涯,自身の喜劇的アクションを検討し練り直し続けた姿勢に惜しみない讃辞をおくっています。リトルティッチを先駆者と呼び、自分もその精神の系譜上にあると。
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