2011年4月6日水曜日

晴天にて空を仰ぎ深呼吸


ってな気分にはイマイチ なれないけどね。

こんな写真を見つけました。凄い格好良いなと思って。
跳び蹴りをしてるおじさんじゃないですよ(写真が縦になっただけで)。
自らもカメラという道具を持った職人と考えていた木村伊兵衛さんが1966年に撮った写真。
69歳の仕立て屋の増田亀吉さんは、正装用の袴にアイロンやコテを使わず、両手と右足だけで袴に6本の折り目を20分以内につけていたそうです。
木村さんは「職人」と題した連作で「世に知られることもなく、何十年も同じ仕事を一心にやり続けている市井の人」を撮りました。
確かに臨場感があって・・・衣擦れの音や、増田さんの間合い そして素早い動きなどが静かな空間に響き渡るのが想像に難しくない胸を打つ写真です。
さて増田さんは、仕立て屋修行に自ら望んで入ったのか?は分かりません。が この写真からは謙虚さ、几帳面さ辛抱強さが伝わってきます。

毎日同じように昇る朝日を ありがたく思える心持ちでありたいものです。

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