2009年12月24日木曜日

夢見る乙女

弥生美術館に中原淳一の世界を浴びに行って来ました。何故か凄く浴びたくて。「少女の友」の表紙の女の子 豊かな睫毛に縁取られた大きな目には,好奇心や希望がみえます。ヘアメイクも洋服も中原さんワールド。当時1937年の最新スタイル。このイラストを観ると,同時に このイラストを楽しみにしていた少女達をもみえてきそうです。お洒落する事への渇望と共に。物が無い時代に,きっと工夫してお洒落してたんだろうな~と思うと可愛いですよね。1940年に軍部の圧力により,中原さんは「少女の友」から おろされます。国家にとって少女達のお洒落心は邪魔だったのでしょう。「贅沢は敵だ〜」ってか。

以後も中原さんは、イラストレーター,スタイリスト,デザイナー,ヘアメイク等と多岐にわたり,お洒落心を扇動されたそうです。オリジナルな人だな〜。

「心に花を」そんな気分です。

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