2011年10月31日月曜日

久しぶりに

「五感の記憶」というエクササイズをやってみた。身体中を緩めて開いて、頭にならずに、感じようとせずに、身体と心を検証しながら・・・
例えば「コーヒーカップ」というエクササイズがある。つまり、エアーコーヒーカップ。持ってもいないコーヒーカップを どうやったら自分が持ってるように信じ込めるか、というアプローチ。日常の頭では到底無理なので、頭を振り振り馬鹿になりながら、日常的な身体の習慣を崩す為に各部の固まりを開いて緩めてずらす。コーヒーカップを感じたいが為に頭でっかちになったら、振って馬鹿になる。今自分が何をしようとしてるのか、身体はどうか!固まってないか? 一瞬一瞬が自分自身との追いかけっこ。とらえて崩す捨てる!とらえて崩す捨てる!するとコーヒーカップの熱を手に感じる時が来たり、「まさか〜本当に?」って頭で疑ったり(笑)。頭捨てる!捨てる!とにかく追いかけっこ。最大限、阿呆になれば 五感の記憶がグアアア〜ッと働くんじゃないかと! ただ、この行為の主旨はコーヒーカップを真に感じる事であり、ただの阿呆になる事ではない。それを忘れず阿呆になりつつ進行させる。いやカップを感じる為に阿呆に成らざるを得ないのだが。可笑しいですよね。
結局、全肯定の姿勢ありきでして。これは舞台上でシチュエーションに生きる為の訓練、例えば 真冬の野外劇場なのに、マイアミビーチを闊歩してるお上りさんの役とかね。で、セリフとか進行してるうちにマイアミビーチの太陽を忘れちまうでしょ?お上りさんでギラギラしてるのに凍えるわけにいかないしね〜。
アクターって凄いね!狂ってるよ!何個も同時にやってんだよね。
俺は、エクササイズは久しぶりにやったけど続けようかな。アクティングの為だけじゃなく、自分自身をチューニングするという意味合いで。こっちが強いかな。

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